「あまりにもタスクが多くて、溢れそう。」
「スケジュール、期限のあるタスクもあるが、、終わりそうな気がしない。
忙しい、です。。。」
と、周囲で聞くことがあります。
こちらから見ると、危機感を感じていたり、不安そうで、
この状況を変えなければと思っている、ということは感じるのですが、
案外、ご本人は何がどう不安なのか、言語化できない様子。
人は他者のことは自分のことよりわかるんですよね……。
(なので、こういう時には第三者的なコーチの様な役割にも、
一定の価値や効果があるのでしょう。)
大概の場合、人が不安に感じるのは、一言で言うと「先が読めない」から。
その「不安」な状態は不安なまま置いておいても、大概の場合、何も変わりません。
そして、「不安だ」と思い続けている時は、
実は行動できずに停滞している場合が多いと感じます。
不安に感じる状態の時は、「不安」がどうして不安なのか、中身を掘り下げて
抽象度を落として、具体的にしてみると、
次、何をしたら安心できるか、ということもわかる場合が多いですし、
次の一手がわかって行動できるなら、少なくとも、当初の不安は多少減ります。
(代わりに危機感とか、義務感とか違うものが生まれたり、行動自体に不安を
感じて行動ができない、ということも起きるもしれませんが、、)
そうすることで、行動したり、方向性が定まったりして、不安が減っていきます。
逆に考えると、
同じ「不安」をしばらく感じているなら、それはすなわち、行動できずに、
「事態が停滞している」と、自分が、感じているということになります。
漠然とした不安を持ち続ける状態は、そのうち摩耗して疲れてしまうので、
なんとなく「不安なんだな」と感じることができたら、ちょっと立ち止まって、
具体的には何が不安なのか、何が読めてないと思っているのか、元気のあるうちに
改めて、考えてみたほうがいいかもしれないですね。